笠倉建設さんの魅力を一言で表すと、「施工管理と大工の経験・知識が一体となっている」点ですね。
設計者の立場からすると、木造の古い物件に対して構造補強を考えながら意匠の関係性・工事費も含めてスムーズに打ち合わせや工事が進められる事が非常に大きいです。
スムーズに打ち合わせが済むから工事に対して掛けられる時間も生まれ、仕上げのクオリティーも高く保つことができます。
管理者である笠倉建設さんが全体の管理や施工までを総合的に理解をしているから、お施主様にとっても余計な費用が掛からない。その分、掛けたい場所やワンランク・ツーランク上の設備に費用を掛けることができる。結果として、笠倉建設さんと組んだリノベーションは当初描いていたイメージよりも数段上の建物に生まれ変わるんです。
設計者と言うのは一般的には木造の構造を苦手とするものですが、特に古民家の改修工事となると、「劣化や欠損」が酷いので構造計算が成り立たないケースが多く、大工の経験を活かした知識を頼りにしています。ただその知識を持った大工がなかなか居ないのが悩みどころです。笠倉建設さんはそんな数少ない「大工のチカラ」をもつ会社さんだと思います。大工としての「経験と知識」はもちろん、施工管理のノウハウも兼ね備えているのはかなりの魅力ですね。今後ともお世話になります。（星野）